身近な道具だけで気軽に始められるのが鉛筆画
そんなに高価なものは必要ありません。
今回は、初心者の方向けに画材道具10選をご紹介いたします。
鉛筆画を始めてみようかなと思っている方は必見です。
オンライン鉛筆画教室でも
鉛筆画を始めるにあたって「必要な画材について」詳しく動画で解説しています。
①鉛筆/三菱鉛筆Hi-uni
鉛筆画を描かれる、ほとんどの方は使われていると思いますが
私も、研究の過程で色々な鉛筆を試した結果、「三菱鉛筆Hi-uni」が一番でした。
塗りやすさ、伸び
何より、黒の色が綺麗に出ることです。
私の場合は、その中でも
2H・HB・2B・6B・10Bしか使いません。
この5種類あれば技法によって十分に描くことができます。
②紙/Doアートペーパーパッド/muse
紙は、museから出ている「Doアートペーパーパッド」です。
元々は、BBケント紙(細目)というイギリス製の紙を使っていました。
鉛筆画には、ものすごく相性が良かったのですが残念ながら廃盤になってしまい
似たような紙はないかと、画材屋さんの店主さんに相談したところオススメされたものです。
ツルッとしすぎても鉛筆の色がのらないので
私の場合は、少量のザラつきがあるものを選んでいます。
鉛筆画を描くことに慣れてくると
鉛筆画の深み、重たさを感じるような表現ができる紙質です。
③サッピツ(擦筆)/HOLBEIN・ARTETJE・名村大成堂
紙を巻いてペン型にしたもので、鉛筆をぼかしたり立体感を出す時に使います。
使うメーカーは、「HOLBEIN」「ARTETJE」「名村大成堂」の3社のものです。
「HOLBEIN」「ARTETJE」は硬め、「名村大成堂」は軟らかめです。
細かい箇所をぼかす時に最適です。
使っていくうちに先が黒くなるので
カッターで削ったり、紙やすりで整える方法もあります。
太さはNO.1~3をメインに何本か揃えておくと良いですね。
④シャーペン/ユニ0.3・ぺんてる0.2
鉛筆だけに限らずシャーペンも使います。
芯の太さは色々ありますが、細い芯を選んでいます。
鉛筆の黒に比べると色は落ちますが、特に細密に描く時は、必要となります。
ただ、0.2の場合は、折れやすいので注意が必要です。
濃度に関しては
ユニ0.3は、2H・HB・2B
ぺんてる0.2は、HB・2Bを使っています。
⑤練り消し/HOLBEIN・バニーコルアート
初めは、よく練ってから
ハイライトや白抜きなどを表現するのに使います。
豊富な種類がありますが、ほぼこの2種類のメーカーを使っています。
初心者の方にもおすすめです。
⑥ペン消しゴム/Tombow MONOノック3.8
毛を描く時に、必ず必須になるアイテムですね。
適度な硬さがあり、使いやすく
細い毛から太い毛まで表現できます。
汚れてきたらカッターでカットして使います。
⑦鉛筆削り/Seria
これは、結構意外だと思いますが
セリアの100円ショップで売っているものを使っています。
どれでも良いわけではないですが
鉛筆の先端が細くできるのと、木の面もボロボロにならずにスムーズに削れます。
鉛筆画を描く上で、先を細く整える事が重要なポイントです。
また鉛筆削りなら、初心者の方でも使いやすく便利です。
⑧硬質カードケース/100円ショップ
モチーフのバランスを取るために必要となるアイテムです。
100円ショップで手短に購入でき、メーカーはどこでも大丈夫です。
初心者の方にオススメしている方法ですが
カードケースに2㎝マスの線をカッターで印を入れ
描きたいモチーフをケースの中に入れます。
そして、同じように紙にも2㎝マスの線を書いて同じ位置を見つけて描くという手法です。
⑨ブラシ/DAISO
サッピツの代わりにもなるブラシです。
種類も豊富なので、どれを使うか迷いますが
初めは、大・中・小の3種類の太さがあれば良いです。
広い面をぼかしたりするのに最適です。
⑩フィキサチーフ/HOLBEIN
作品が完成後、長時間作品をそのままにしておくと色褪せたり、擦れてしまったり
そのような時間による作品の劣化を防ぐための定着剤のことを「フィキサチーフ」と言います。
鉛筆画の場合は、鉛筆・木炭・チョークに対応しているスプレータイプでOKです。
作品から約30~40㎝ほど離して3,4回に分けて少量ずつ吹きかけて使用します。
※換気・火気に注意してくださいね
まとめ
私も最初の頃は、文房具屋さんや画材屋さんを巡っては色々、試しました。
その中で、安いもの、高いものに限らず、使いやすいなと思ったものです。
自分で工夫して色々試してみるのも鉛筆画を描くのに加えて、楽しみの1つになるかと思います。
あとは、自分の好みに合わせていくのも良いですね。
少しでも参考になれば嬉しいです。